27歳の時、年末にそれまで働いていた病院を退職して弁護士になるため司法試験の勉強を始めました。法科大学院ができる前の話です。

しかし、仕事漬けだったそれまでの反動からか勉強に全く身が入らず、毎日朝まで飲んで昼過ぎに起きるグータラな生活をしていました。

貯金があっという間に無くなり、そろそろバイトでもしようかと思い始めた6月、市民税や国民保険代がいっぺんに来たのです。

前年の収入に合わせて計算されているので、無職の自分には結構な金額でした。家賃やカード、携帯電話の支払いもしなければならず失業保険だけでは5万円ほど足りません。

実家とは縁を切っていたので、近くにいる友人達にひたすら電話しました。最後の最後に一人だけ給料日が来たら貸してやると言ってくれる友人がいたので助かりましたが、もし誰もいなかったら変な金融会社に電話してひどい目にあっていたかもしれません。

今振り返ると社会人としての常識がなかったのだと思います。それからは何でも余裕を持って計算するようになりました。